親子お悩みブログ

親子の悩みについて、子供目線で語ります。

小学生の息子が3週間で親の言うことを聞くようになったのは何故か?

小学生を一か月で親の言うことを聞くようにする方法

今回の概要

こんにちは。親子の助っ人です。

(親子の助っ人の自己紹介についてはこちらから↓

https://parentchild.hatenablog.com/entry/oyakononayami/consulting

 

今回は

・小学生の子供に親の言うことを聞かせるには、どうすべきか

・親子の助っ人によって、一か月で言うことを聞くようになった実例の紹介

 

の二点を書いていきます。

 

僕自身小学生の頃は親の言うことを全く聞かない子供でした。なので、どうして親の言うことを聞かないのか、親に言われたり、されたりして嫌なことが手に取るように分かります。

この経験を基に、僕だけで小学生のお子さんを持つ20人の親御さんに対して問題解決を行ってきたので、その実例を一つ使ってより具体的に説明していきます。

 

小学生の子供に話を聞いてもらうためにやるべき事とは?

①親として子供に期待するビジョンや、子供に対する意見に一貫性を持たせる

親が子供に対して何かを言うのならば、言うことに一貫性を持っていなければ説得力がありません

小学生にもなると、親の言うことをある程度は理解できるものです。一貫性がなかったり、理に適っていない言い分を子供は聞く気になるでしょうか?

 

前はAと言っていたのに、何で今はBと言うの?そんな風に思い始めては親の言うことだって聞きたくなくなります。

僕が小学生の頃も、このような経験はしました。その点を親に指摘しても、論点をずらされたような言い方しかされず、こちらは納得できなかったことを覚えています。

 

ただ、親と言っても人ですので、完璧ではありません。

意見が変わったりすることもあれば、子供が矛盾を感じるような言い分になることが時にはある事は避けることが出来ません。

 

そんな時には、しっかり謝ったり、子供が納得するまで話をしてあげましょう。自分勝手に話を打ち切れば、その分親の言うことを聞く気が無くなってしまいます。

 

②些細な事でも一緒に喜んだり、感謝を伝えたり、褒めたりする。

話を聞いてもらう上では心を開いてもらうことが不可欠です。

 

もしも、子が親に対して、「いつもガミガミうるさい」「きっと僕/私のこと好きじゃないんだ」などと思っていれば子は親の言うことを聞く気になるでしょうか?僕自身はならないですし、これまでのコンサルティングからも同様な結果が出ています。

これは職場でも当てはまる事かと思います。

 

一方で、些細な事に一緒に喜び、感謝を伝え、褒めたりすることで子は心を開いてくれます。

一緒に遊ぶでも良いですし、習い事について褒めるもよし、家の中での子の行動について感謝するでも良いのですが、何かしら褒めるポイントを見つけましょう。

すると、次第に心を開き始め言葉を聞き入れる状態になってくるはずです。

 

③子供をしっかり一人の人として認めたうえで話をする

小学生は自我が芽生える年齢です。勿論長く生きてきた親の言うことは子供の為になることも多いと思います。

しかし、小学生の子にだって自分の気持ちや意見があります。現在25歳の僕でさえも、「親/年上の言うことは聞くもんだ」の一言で全てを鵜呑みにして受け入れることは出来ません。こんな一言で頭ごなしに片づけている方がいるとしたら、ナンセンスです。

一方的に言葉をぶつけるのではなく、一人の人間として対等に言葉をしっかりと交わしてください。

 

話を聞いてくれなくなるNGな言動とは?

①誰かと比較する(否定的に)

ふいに誰かと比較をされると、心を閉ざし聞く気が失せてしまいます。それ以降、その話は聞き入れてはくれなくなるでしょう。

「~~君は勉強できるのにね」などと言われると、言われた方は劣等感や腹立たしさを感じます。

 

これは、大人でも同じですよね。しかし、無意識のうちに大人は言っているものです。僕自身も小学生時代に教師だったり、習い事の指導者に比較されるようなことを言われ、劣等感を感じ、その人の言うことは聞きたくなくなってしまいました。

 

勿論、ポジティブな内容での比較は子供が心を開き、以降の話を聞き入れやすくなるので多用していきましょう。

 

 

②命令をする

例えば、「勉強しなさい」では勉強しません。「~しなさい」が積み重なれば、~をやりたくない気持ちはどんどん強くなります。

 

上から目線を極めたような命令的な言い方では、やる気があったものでさえもやる気を失ってしまいます。

 

そうではなくて、「~してくれたら嬉しいな」といったようなへりくだった言い方をすることで、相手の気を損ねることなく自分の思いを伝えることができるはずです。

 

親子の助っ人での実例~10歳の小学生の男の子が1か月で言うことを聞くようになったのは何故?~

その親御さんから受けた相談

10歳の息子さんを持つ親御さんからPCRコンサルティングへご相談を受けました。

その内容は、「宿題しなさいと言っているのだが、全く宿題をしてくれない」といった内容でした。

 

毎日帰宅してはゲームをしているだけで、宿題をしてくれず、宿題をするように言うと自分の部屋に籠ってします。出てきたタイミングで宿題やったのかを聞くと、やっていないという答えが返ってくるという。このやり取りを毎日のように繰り返しているとのことでした。

 

話を聞いた時点で、我々は既に見当がついていました。息子さんは「宿題しなさい」と言われすぎたあまりに、「宿題したくない」という頭で凝り固まってしまっているのだなと仮説を立てました。

なので、宿題をすべきかどうかといった話ではなくて、そもそも宿題の話に関しては受け入れる状態に無いのです。

 

実際に行ったコンサルティング内容は?

①一緒にゲームをして、息子さんを褒めてあげる

まずは心を開いてもらうことを目標にします。

宿題したくない脳を一旦開放することから始めます。この際、お母様はもどかしさ、ジレンマを感じる事になると思いますが、物事を長期的に捉えて頂くようお願いしました。

一緒にゲームを楽しみ、好きなゲームを褒められることで、3週間程度で徐々にお母様の言うことにも耳を貸すようになってきました。

 

②隔日で宿題の話を出す

①を行い変化が出始めたら頃合いを見て、宿題の話を少しずつ出してもらいました。

以下のような感じで、言ってもらっていました。

 

「お母さん今からやることあるから、その間に宿題やっておいてくれたら嬉しいな。そのあとで一緒にゲームしよう」

 

と、隔日でお母様に言ってもらいました。

息子さんも一緒にやることに慣れているのか、抵抗なく宿題に入れたそうです。

 

今回のまとめ

如何でしたでしょうか。もし、子供が言うことを聞かない事の原因は、子供だけにあるわけではないのです。

親御さんの意識や話し方、接し方で言うことを聞いてもらうことは可能になります。

 

今回扱ったコンサルティングの実例は、今回の場合における結果です。全く同じことを別の子にしても、同じ結果になるとは限りません。

その辺も含め、もっと踏み込んだ内容や、細かいことを知りたい、こんなパターンはどうすればよいかなどございましたら、親子の助っ人 Webサービスからお問い合わせ頂けたらと思います。

 

 

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