反抗期の息子が二か月で言うことを聞くようになった親子の話
反抗期についてと、二か月で解決したコンサルティング実例
今回の記事の概要
こんにちは。親子の助っ人です。
(親子の助っ人の自己紹介についてはこちらから↓
https://parentchild.hatenablog.com/entry/oyakononayami/consulting)
今回は反抗期についての記事になります。
小学校高学年~中学校くらいの年代の子の多くが反抗期を経験することと思います(勿論全員ではありませんが)。私にも反抗期はありましたし、実際親子の助っ人としても反抗期についてのお悩み相談を受けることは多いです。
この記事では、初めに私たちが見てきた反抗期の特徴、親御さんによるNGな言動、心掛けて頂きたい言動を全般論としてまとめました。
次に中学校二年生のある男の子の反抗期を実例に、そのお悩みに対する個別な親子の助っ人の活動内容をまとめました。
順を追ってみていきます。
反抗期について
反抗期の特徴的な言動
男女で異なることもありますが、大きくは以下の通りです。
・暴力、暴言
・物にあたったり、机などを叩き大きな音を出す。
・挨拶、返事をしない
・不良行為(喫煙や規則違反となる身だしなみ)
・先生や親に対する反抗的な態度(言われたことや決まり事などを悉く破るなど)
他にもあるかもしれませんが、私達への相談で多いのはこの様な類です。
親御さんによるNGな言動3選
大きく以下のような3つの言動は絶対に控えて下さい。個別に解説していきます。
①暴力を振るう
これは論外です。手を出したところで何も解決にはなりません。寧ろ、子供は親に心を閉ざしてしまいます。子供と本気で接することと、暴力を振るうことは全く非なるものです。
②誰かと比べる
例えば、近所のA君は〇〇なのに、あなたは××ね、などということです。
親からすれば、態度や考え方、取り組み方を改めてもらいたくて発した言葉かもしれませんが、子供からすればただ劣等感を感じるだけで、変わろうとは思えません。
そもそもそんな言葉で何かが変わるなら、上の例で言うところの××な状況になっていません。
③過度な干渉や、ネチネチした言い方
過度な干渉とは、言動一つ一つに干渉したり、何かを取り上げたりすることです。
ネチネチした言い方とは、愚痴っぽく小言を言うような言い方です。
これらは、そもそも反抗期でなくとも不快です。反抗期というのは、指摘をされたりすることに聞く耳を持たない状態なのですから、この様な態度を取れば言わずもがな反抗的な態度を助長します。
親御さんに心がけて欲しいBEST3
反抗期という不安定な精神状態を安定させるには以下のような心がけが必要です。
①接し方や、家庭内の雰囲気から安心感を感じさせる
ただでさえ不安定な状態なわけですから、家庭内でいがみ合ったり、不穏な空気が漂っていれば、家にいるのが嫌になったり、家族と話したくなくなるなど、それは更なる助長を生み出します。
家にいて心地良い、家族といると安心するといった環境作りを心がけて下さい。
②小さなことでも良いので感謝を伝える
反抗期というのは、親の事を嫌いになったわけではありません。不安定な状態なので、何かを言われることに鬱陶しいと思う事はあれど、感謝をされたりすることは嬉しいものです。
小さなことでも何でもいいので、「ありがとう」と感謝を伝えるタイミングを作ってください。
③自然体で接する
反抗期だからと言って、過度に態度を変えないでください。良かれと思って態度を変えても、むしろ鬱陶しいです。
子供は案外親をよく見ています。親にはいつも通り接してもらうことで、子供は安心します。
親子の助っ人での実例
私たちは以前、以下のようなお悩み相談を受けました。
「中学二年生の息子は、とにかく親、先生の言うことを聞きません。授業中は注意されても寝てばかり、提出物は何も出さないし、テストは白紙で出してしまいます。家で注意をしても、無視をして壁を叩いて自室へ行ってしまい話にならないのですが、どうしたらよいでしょうか。」
コンサルティング前、コンサルティング内容、コンサルティング後に分けてまとめていきます。
コンサルティング前の親の対応
お話を聞いたところ、以下のように接していたそうです。
①毎日のように、家に帰って来ては今日は学校で問題がなかったのか確認する。
②答えても、答えなくても問いただす。
③普通の人になって、と繰り返し説く。
これを毎日のように行っていたそうです。お気持ちは分かりますがNGです。
コンサルティング内容
我々は大きく以下の様にコンサルティングをさせて頂きました。
親御さんとは密に連絡を取っていましたので、細かいことまではなしていましたが、あくまで以下は概要です。
ブログで細かい話をし始めるときりがないので、割愛している部分もあります。
①上の3つを全てやめる。そして謝る。
都度干渉するようなことは逆効果しか生まないので即時に止めて頂きました。
次に、「普通の人になって」という言葉は、子供側からすれば腹立たしいばかりですので益々聞く耳を持ちません。劣等感を植え付けるばかりです。
良かれと思っていたことでも、不快に思わせていたわけですから、その点は謝罪しましょう。謝ることで、親と子が対等の目線でいることが伝わり、今後の関係性にが築きやすくなります。
②子どもの好きな話をする
子供が興味のない話、聞かれたくない話題を振っても、面倒くさいと煙たがられるのがオチです。
普段相手にされない子供でも、好きな話にはついつい口を開いて話してくれたりします。その積み重ねが情緒の安定に繋がります。
③些細な事でも褒めたり、感謝を伝える
これは上述した通りです。
コンサルティングの変化
反抗期の解決に即効性というのは中々見られません。しかし、コンサルティングから1か月ほど経ち徐々に話をする機会を増やすことができ、少しづつ親子の空気感が作れらて行きました。
コンサルティングから二か月を迎える頃には、提出物等で学校から家に連絡が行くことも無くなり、その後の試験でも以前のような白紙でのていしゅつはなくなったそうです。
今回のまとめ
如何でしたでしょうか。反抗期の親子関係というのは、精神や心の問題ですので入り組んでいます。
言葉一つ、態度一つで状況が良くも悪くもなります。今回の記事では、伝わり切らない事も多くあると思います。
もっと踏み込んだ内容や、細かいことを知りたい、こんなパターンはどうすればよいかなどございましたら、親子の助っ人 Webサービスからお問い合わせ頂けたらと思います。
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