親子お悩みブログ

親子の悩みについて、子供目線で語ります。

中学生の子供が数分で素直に言うことを聞いてくれるようになった話

中学生の子供が1か月で素直に言うことを聞いてくれるようになった話

今回の概要

こんにちは。親子の助っ人です。

(親子の助っ人の自己紹介についてはこちらから↓

https://parentchild.hatenablog.com/entry/oyakononayami/consulting

 

今回は

①中学生の子供に親の言うことを聞かせるには、どうすべきか

②親子の助っ人によって、一か月で言うことを聞くようになった実例の紹介(

私たちは中学生のお子さんを持つ35人の親御さんに対してコンサルティングを行ってきました。その実例を一つ使ってより具体的に説明していきます。)

 

の二点を書いていきます。

 

中学生は反抗期の可能性も高く、それも踏まえて解決策を模索しなければなりません。

反抗期への対処法は別記事にまとめてありますので、そちらも併せてご覧になってください。

(そのリンク)

また、自立し始める年頃でもありますので私どもの経験としてはその分解決に時間が掛かる印象です。反抗期も自立も大人への成長の大切な過程ですので、手が掛かるとお考えになる事もあるかもしれませんが、温かく見守りつつ解決に努めましょう。

 

※読み進める中で、見出しだけをみると一見小学生編と被る印象を持たれるかもしれませんが、内容は中学生編に変更しております。

 

中学生の子供に話を聞いてもらうためにやるべき事とは?

①親としての意見、態度に一貫性を持つ。

 

発言に一貫性がないと、話の信頼度は低くなってしまいます。

中学生にもなると、その辺はしっかりと理解し、判断することができます。

 

大人が職場や友人関係で感じる不信感と同様の感覚を抱いてしまいます。そのような感覚は、積み重なると話を聞く耳を持たなくなってしまいます。

 

例えば、「~の件は信用してる/任せるね」と言ったのであれば、最後まで一貫した態度を持ってください。中途半端に「~の件どうなってる?」などと口を出せば、「信用するって言ったじゃん」と煙たがられてしまいます。

 

これが積み重なれば親の言うことなんていちいち聞いてられないと、心を閉ざしてしまうのです。

 

②大人扱いをして、「大人対大人」の関係構築を意識する。

 

中学生にもなると自我が芽生えます。

 親は「子供は親の言うことは聞いて当たり前」という感覚を持っているかもしれませんが、自我が芽生えると無条件には親の言うことは聞かなくなります。

 

自分はこう思っている、自分はこうしたい、というハッキリとした意見を持ち始めます。この際に、意見を押し付けているだけでは、子供は言うことは聞きませんし、子供の自立にも繋がりません。

 

まずは子供の意見に耳を傾けましょう。その上で、ただ親目線での意見を押し通すのではなくて、あくまで対等な目線で話をしましょう

話を聞いてくれなくなるNGな言動とは?

押しつけがましい言い方

 

「~のためを思って言っているんだから」といった言い方はしていませんか?

子の言われ方は子供は大変ストレスです。

 

この押しつけがましい言い方には2パターンあります。

①本当は親に都合が良いだけのことを押し付けるだけのパターン 

例えば、「早く~しなさい/したほうがいいよ」と言ったとします。~を早くしてくれた方が親に都合が良いから言っているにも関わらず、それをあたかも子供のためかのように言うのは、子供は嫌います。中学生ともなると、その真意にも気付いていますので、「大きなお世話だよ。本当は自分のためでしょ」と苛立ちを感じます。

 

②本当に子供の事をおもっているパターン

実際に親の都合ではなく、子の事を思っての発言もあるとは思います。

子の事を思う事は勿論大切なことですが、「~のためを思って言ってるんだから」といった言い方をすると、「別に僕/私がいいって言ってるんだから放っておいてよ」と逆に反発を食らうこともあります。

 

中学生にははっきりとした自我がありますので、このような言い方をしても、「はい、そうですか」とすんなりとはいかないのです。

②命令をする

 

中学生にもなると、なにをするか、しないかの判断を自分でするようになります。

 

単に命令だけしても鬱陶しいと思われるのみです。自分で判断するからこそ、そうしたい、そうしようと思わせる言い方、接し方、環境作りが大切になります。

 

例えば、自発的に何かしたのであれば、それをしっかり褒めてあげて、次は別の事で自発的に取り組むよう間接的に促したり、命令口調ではなく、「~してくれたら嬉しいな」といった言い方をすることをしたりするのが良いでしょう。

 

多感な時期になりますから、くれぐれも言い方には気を付けたいですね。

親子の助っ人での実例~中学生の男の子が1か月で言うことを聞くようになったのは何故?

その親御さんから受けた相談

中学二年生の息子さんを持つ方からのご相談でした。

相談内容は、口が酸っぱくなるほど部屋の掃除をしなさいと言っても一向にしてくれず、邪険に扱われるといったものでした。

 

 

 

実際に行ったコンサルティング内容は?

①まずは命令口調を辞めましょう

 

命令はされるほどに、言われた方は納得するはずもなく、やる気を失ってしまいます。逆に不快感を与え、キツく当たってくることも我々からしたら必然です。

 

ただ、何も言うべきではない事ではありません。親としては言うべきことを言いたい、というのも勿論理解できますし、言うべきだと思います。

 

では、どのような言い方で、どんなことを言えば良いのか?②で説明します。

 

 

 ②一方的な言い分ではなく、対等な目線で話をしましょう

 

命令というのは、一方的な上下関係の下に成立します。そもそも同じ目線で話をしていません。

 

まずは、そこを解消します。相手を一人の大人とみなした上で、「この家で、あなたが部屋を掃除すべき理由」をじっくりと説明しましょう。

 

ただ命令するだけではなく、何故部屋を掃除すべきかを説明します。

 

一例として一例を挙げさせていただくと、「自分の家であれば、部屋がどんなに散らかろうとも、何をしようとも、どのように使おうとも何も言わない。しかし、今は父のお金でこの家に住んでいる。その家に住んでいる以上は、その部屋がきっかけで何か支障が出れば家族全員に被害が及ぶこともある。だから家の使い方はしっかり考えてほしい。もし、納得がいかないことがあれば遠慮なく反論してほしいけども、納得したのであれば、どうすべきか分かるはずだから行動に移してほしい」といった調子です。

 

ここでのポイントは、しっかりと思っていることを理由まで説明したうえで、反論の機会を与え、決して命令口調ではないけれども”もう大人なんだから、言ってることが分かるのなら責任もって行動してね”というニュアンスを伝えることです。

 

この方に関しては、この2点を意識してお話をした結果、お子さんも納得し部屋の片づけをしてくれるようになったそうです。

 

 

 

今回のまとめ

如何でしたでしょうか。中学生という、自我が芽生え多感な時期は、言葉一つ、態度一つで大きな影響を与えます。

一つ間違えば大きな反感を買うことになりかねませんが、殆どに人が大人の階段を上る際に通る道です。

 

一筋縄ではいかないことも多いかもしれませんが、根気強く、温かく見守り子供の成長を見守りましょう。

 

今回扱ったコンサルティングの実例は、今回の場合における結果です。全く同じことを別の子にしても、同じ結果になるとは限りません。

その辺も含め、もっと踏み込んだ内容や、細かいことを知りたい、こんなパターンはどうすればよいかなどございましたら、親子の助っ人 Webサービスからお問い合わせ頂けたらと思います。

 

 

親子の助っ人 Webサービスはこちらから↓

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