会話が皆無だった親子が劇的に会話を増やした3つのPOINT
会話が皆無だった親子が劇的に会話を増やした3つのPOINT
今回の概要
こんにちは。親子の助っ人です。
(親子の助っ人の自己紹介についてはこちらから↓
https://parentchild.hatenablog.com/entry/oyakononayami/consulting)
今回は
・家庭内での会話の重要性
・親子の会話における3つのPOINT
・親子の会話が皆無だった僕が、会話が劇的に増えた話
の二点を書いていきます。
僕自身は親子での会話が少ない時期、会話が多い時期の二つを経験してきました。
勉強勉強と言われていた中高時代は会話が少なく、大学入学以降は会話が増えていきましたが、そこには親の変化がありました。
上記二点を書いた後に、僕の実例を交えながら話を整理していこうと思います。
親子の会話の重要性
家庭内の会話と精神的な安らぎには関連性がある
家族のつながりは、様々な行動から形成されますが、中でも親子間の会話は非常に大きな役割を果たしています。
内閣府の調査によると、「親子間で会話が十分にできている人」は「精神的な安らぎを得ている比率」が極めて高いという結果が出されています。
一方で、親子間での会話の少ない人は、精神的な安らぎを得ている比率が低いとの結果も出ています。
勿論、勿論会話の他にも原因があるとは思われますが、この相関関係は意識した上で生活をすべきです。
言語力や社会性に大きな影響を及ぼす
アメリカの精神科医の研究で、親子の相互的な会話数を図ったところ、相互的な親子の会話が多いほどに、言語力や社会性が高いとの結果が出ています。
脳内の言語や社会性を司る部分が活性化し発達することが要因のようです。
ここで大事なのは、一方的に言葉を浴びせるのではなく、親子で相互に会話のやり取りをすることです。
親子の会話における3つのPOINT
子供に話すことを強要するのではなく、親自ら自分の話をする
「作用・反作用の法則」という法則をご存知ですか?
自分が加えた力と同じ力が反対方向に働くという法則です。例えば、誰から「あなたのこと嫌い」と言われれば、その人の事が嫌いになり、逆に好意を示されれば、それまで気に食わなかった人でも受け入れようと思えるのではないでしょうか。
同様の事が、今回のケースでも当てはまります。
「学校であったことを話しなさい」などと強く言えば、反作用が働き、同じくらい強い気持ちで「話したくない」という結果を生んでしまいます。
そうではなくて、親の方から「今日こんなことあってね」と話しかけてみて下さい。初めは煙たがられることもあるかもしれませんが、しばらく続けていれば子供の方から自分の事を話してくれるようになるはずです。
いいね!を言ってあげる
近年、SNSやYoutube等で「いいね!」機能が良く見受けられます。
この様な媒体に限らず、人間というのは承認欲求があり、肯定されたり、同意されたりすることを本能的に求めています。
勿論、叱るべき所は叱るべきですが、認めてあげたり同意をしてあげることで、話してくれる機会は増えるはずです。
話を遮らない
大人でもそうですが、話を遮られると話をする気が無くなります。これは、子供でも同じです。
例えば、子供が話をしてくれている時に、「ところで、宿題は終わったの?」「そんなこと言ってないで勉強しなさい」といった類の言葉を掛けてはいませんか?
こんな風に話を遮られては、子供は話したくなくなります。
また、遮ることはしていなくとも、上の空であったり、別の事を考えていたりするのもNGです。
反応を見れば、話しに集中してくれていないことは子供でも分かるものです。幼いころは、それでも何度も話掛けてくれるかもしれませんが、小学校高学年や中学生にもなれば、流されていることに気付き、話をしてくれなくなることもあります。
会話のやり取りが皆無だった親子が話すようになった話
この記事の執筆者である僕自身の話で恐縮ですが、前述した通り中高時代は全く相互的な会話がなかったのですが、大学入学以降会話が非常に増えました。
中高時代は、常に「勉強しなさい」と言われ続け、僕から話しかけても「そんなことよりも勉強はどう?」といった風に同意も承認も得られず、話を遮られ話す気力がなくなり、こちらも話を全て受け流すようになりました。
上述した3つのPOINTの、二番目、三番目に背いた会話をしていたことになります。
一方で、大学入学以降は親に変化がみられ、親から話しかけてくれることが増え、僕が何かを言うと「あなたならできるかもね」と僕を認めてくれる発言が増えていきました。すると僕も話すのが楽しくなり、相互的なやり取りが増えていった記憶があります。
当時は、話す機会が増えたな、というくらいにしか考えていませんでしたが、今振り返ってみると、3つのPOINTに沿った結果が必然的に生まれていたことが分かります。
親に当時の話を聞いてみると、中高時代は僕の成績が悪かった為に勉強のことで頭がいっぱいになっていたそうです。だから、ついつい話をそらして勉強について言及してしまったとのこと。
ここから皆さんに伝えたいことは、別の悩みの種があったとしても、それは別の機会に伝えるとして、その会話中にはぐっとこらえて、その会話に集中してあげましょう。すると、親子間での会話は増えていくはずです。
そして、会話が増えた僕が実感したことは、家での安らぎを感じたということです。
中高時代は会話もなく過ごしていた為、どこか気持ちが安らがないというか、食事も早く住ませて自室に帰りたかったし、同じ空間にいるのがしんどかったです。
しかし、会話が増えると一緒にいることが楽しく、その時間が気持ちの安定や、ストレスの開放になっていました。
まとめ
親子の会話は子供に精神的にも、その社会性にも影響を与えます。
しかし、普段の何気ない会話の中で、 会話の機会を奪うような発言をしていないか気を付けて、3つのPOINTを意識して会話を増やしていきたいですね。
もっと踏み込んだ内容や、細かいことを知りたい、こんなパターンはどうすればよいかなどございましたら、親子の助っ人 Webサービスからお問い合わせ頂けたらと思います。
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