親子お悩みブログ

親子の悩みについて、子供目線で語ります。

公立中学で学年ビリだった息子が勉強して慶應大学に行った親子の話

成績表に1が並んでいた息子が慶應大学に合格した親の接し方とは

今回の記事の概要

こんにちは。親子の助っ人です。

(親子之介との自己紹介についてはこちらから↓

https://parentchild.hatenablog.com/entry/oyakononayami/consulting

 

「息子/娘が全く勉強しないんです」というお悩みをよく受けます。

親子の助っ人メンバーの中にも、過去勉強せずに親の手を焼かせた経験を持つ者がおり身近な問題です。

 

今回は勉強しない子供が勉強するようになった問題解決の実例をお話ししようと思います。

実例に取り上げるのは、中学3年間常に学年最下位を彷徨った男の子を持つ両親へのコンサルティングを行い、慶應大学法学部への合格を果たした話です。

 

中学時の息子の学力と親の接し方

 男の子の学力

都内の公立中学の3年間で、常に下から三番以内だったそうです。中間試験、期末試験等の勉強はしたことがなく、塾には通っていましたが親が無理やり入れて、何となく行っていた程度。

 

塾の先生、学校の先生共に「行ける高校は殆どない」と口をそろえ、結局誰でも合格できるような高校へ進学。

 

親の接し方

ご両親ともに高学歴でいらっしゃって、教育熱心でした。

だからこそ、勉強をしない息子に苛立ちを覚え、毎日のように勉強勉強と繰り返していたそうです。

食事の際にも「自分が中学の頃は、学年一位を常に目指していた」、「海外の大学院は~~で」、「将来は海外で働いてほしい」など、話題はこの様な内容ばかりだったそうです。

 

コンサルティング内容

親の接し方がNG

まず私たちが思ったことは、このように子供に接していては勉強をする気がなくなるな、ということです。

勉強をしない子に対して、常に勉強を促したり、食事の際にも小難しい、子供からしたら聞きたくもないような話をされていては、嫌気がさすばかりです。

 

そんなに何度も言わずとも、子供は親の言ってること自体は理解しているものです。

しかし、言われれば言われるほどにやりたくなくなるのが人間の性です。これは、勉強に限らず、そのようなご経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

誤解を生むといけないので補足をしておきますが、上記のような話が全面的にNGというわけではないです。勉強する気がない子に対して、この様な話をすることがNGという意味です。

 

親は子供の予想を裏切る行動を取るべき

毎日のように勉強と言われてきた子供にとって、勉強と言われることは予定調和です。

そのたびに、鬱陶しいと思う事も予定調和です。

 

勉強しろ、といった類の会話を一切やめて下さい。予定調和を崩してください。

一切やめるというのは、二、三日ではないです。一週間でもないです。今後一切ということです。勉強しろ、というのはネガティブなワードです。ネガティブで凝り固まった子供の頭を揉み解いて下さい。

 

一方で、少しでも自主的な動きや、ポジティブな要素があれば些細な事でも褒めて下さい。

「~~しろ」、という言い方ではなく、少しでも褒められた方が人間のやる気は前向きになります。勉強に限らずともそうだと思います。

今回のお子さんに関しては、学力的に高くない高校へ進学されてますので、中学時よりも成績自体は相対的には良くなったそうです。それを褒めるポイントにしてもらいました。

 

また、一つ例を出してみましょう。

人気アイドルグループの嵐のメンバーである櫻井翔さんは、慶應幼稚舎からエスカレーターで慶應大学に進学し卒業しますが、中学時からジャニーズ活動を行っています。

これはTVで発言していた内容になりますが、高校一年時の途中までは留年する成績だったそうです。留年する成績の中でも、少し成績が上がるとお母様は褒めて下さったと仰っていました。普通は、成績上がっても留年する成績であれば「もっと勉強しろ」と言ってしまいそうですよね。そこから彼は勉強し、無事進級しました。大学もストレートで卒業しています。 

勿論本人の素養もあるかもしれませんが、櫻井さんのお母様の言動には流石と思わされます。

コンサルティング

親が変に口を出さず、褒めることに徹した後に、お子さんは勉強をするようになりました。学校の試験勉強に始まり、高校二年生からは塾に自発的に通い始め、現役で慶應大学へ合格されました。

 

親の接し方、言葉のかけ方でこんなにもモチベーションに変化が見られたのです。

 

まとめ

「勉強をしろ」といいたくなるのは、親の性。多くの親御さんが言ってしまった事があるのではないでしょうか。

しかし、それは逆効果です。勉強しろではなく、褒めて下さい。それだけで劇的に変わります。変わるまでは辛抱です。初めは変化が見られずに焦り、口を出したくなることもあるかもしれませんが、子供に変化を求めるのであれば、親にも相応の変化が必要です。

 

今回は、勉強をしない実例を一つピックアップしてみました。もし、別パターンで勉強をしないといったお悩みを抱えていたり、このブログだけではイマイチ掴み切れなかったりした方は親子の助っ人 Webサービスからお問い合わせを頂けたらと思います。

 

親子の助っ人 Webサービスはこちらから↓

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反抗期の息子が二か月で言うことを聞くようになった親子の話

反抗期についてと、二か月で解決したコンサルティング実例

今回の記事の概要

こんにちは。親子の助っ人です。

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今回は反抗期についての記事になります。

 

小学校高学年~中学校くらいの年代の子の多くが反抗期を経験することと思います(勿論全員ではありませんが)。私にも反抗期はありましたし、実際親子の助っ人としても反抗期についてのお悩み相談を受けることは多いです。

 

この記事では、初めに私たちが見てきた反抗期の特徴、親御さんによるNGな言動、心掛けて頂きたい言動を全般論としてまとめました

次に中学校二年生のある男の子の反抗期を実例に、そのお悩みに対する個別な親子の助っ人の活動内容をまとめました

 

順を追ってみていきます。

 

反抗期について

反抗期の特徴的な言動

 男女で異なることもありますが、大きくは以下の通りです。

・暴力、暴言
・物にあたったり、机などを叩き大きな音を出す。
・挨拶、返事をしない
・不良行為(喫煙や規則違反となる身だしなみ)

・先生や親に対する反抗的な態度(言われたことや決まり事などを悉く破るなど)

 

他にもあるかもしれませんが、私達への相談で多いのはこの様な類です。

 

親御さんによるNGな言動3選

大きく以下のような3つの言動は絶対に控えて下さい。個別に解説していきます。

 

①暴力を振るう

これは論外です。手を出したところで何も解決にはなりません。寧ろ、子供は親に心を閉ざしてしまいます。子供と本気で接することと、暴力を振るうことは全く非なるものです。

 

②誰かと比べる

例えば、近所のA君は〇〇なのに、あなたは××ね、などということです。

親からすれば、態度や考え方、取り組み方を改めてもらいたくて発した言葉かもしれませんが、子供からすればただ劣等感を感じるだけで、変わろうとは思えません。

 

そもそもそんな言葉で何かが変わるなら、上の例で言うところの××な状況になっていません。

 

③過度な干渉や、ネチネチした言い方

過度な干渉とは、言動一つ一つに干渉したり、何かを取り上げたりすることです。

ネチネチした言い方とは、愚痴っぽく小言を言うような言い方です。

 

これらは、そもそも反抗期でなくとも不快です。反抗期というのは、指摘をされたりすることに聞く耳を持たない状態なのですから、この様な態度を取れば言わずもがな反抗的な態度を助長します。

 

 

親御さんに心がけて欲しいBEST3

反抗期という不安定な精神状態を安定させるには以下のような心がけが必要です。

 

①接し方や、家庭内の雰囲気から安心感を感じさせる

ただでさえ不安定な状態なわけですから、家庭内でいがみ合ったり、不穏な空気が漂っていれば、家にいるのが嫌になったり、家族と話したくなくなるなど、それは更なる助長を生み出します。

 

家にいて心地良い、家族といると安心するといった環境作りを心がけて下さい。

 

②小さなことでも良いので感謝を伝える

反抗期というのは、親の事を嫌いになったわけではありません。不安定な状態なので、何かを言われることに鬱陶しいと思う事はあれど、感謝をされたりすることは嬉しいものです。

 

小さなことでも何でもいいので、「ありがとう」と感謝を伝えるタイミングを作ってください。

 

③自然体で接する

反抗期だからと言って、過度に態度を変えないでください。良かれと思って態度を変えても、むしろ鬱陶しいです。

 

子供は案外親をよく見ています。親にはいつも通り接してもらうことで、子供は安心します。

 

親子の助っ人での実例

私たちは以前、以下のようなお悩み相談を受けました。

 

「中学二年生の息子は、とにかく親、先生の言うことを聞きません。授業中は注意されても寝てばかり、提出物は何も出さないし、テストは白紙で出してしまいます。家で注意をしても、無視をして壁を叩いて自室へ行ってしまい話にならないのですが、どうしたらよいでしょうか。」

 

コンサルティング前、コンサルティング内容、コンサルティング後に分けてまとめていきます。

コンサルティング前の親の対応

お話を聞いたところ、以下のように接していたそうです。

①毎日のように、家に帰って来ては今日は学校で問題がなかったのか確認する。

②答えても、答えなくても問いただす。

③普通の人になって、と繰り返し説く。

 

これを毎日のように行っていたそうです。お気持ちは分かりますがNGです。

 

コンサルティング内容

我々は大きく以下の様にコンサルティングをさせて頂きました。

親御さんとは密に連絡を取っていましたので、細かいことまではなしていましたが、あくまで以下は概要です。

ブログで細かい話をし始めるときりがないので、割愛している部分もあります。

 

①上の3つを全てやめる。そして謝る。

都度干渉するようなことは逆効果しか生まないので即時に止めて頂きました。

次に、「普通の人になって」という言葉は、子供側からすれば腹立たしいばかりですので益々聞く耳を持ちません。劣等感を植え付けるばかりです。

 

良かれと思っていたことでも、不快に思わせていたわけですから、その点は謝罪しましょう。謝ることで、親と子が対等の目線でいることが伝わり、今後の関係性にが築きやすくなります。

 

②子どもの好きな話をする

子供が興味のない話、聞かれたくない話題を振っても、面倒くさいと煙たがられるのがオチです。

普段相手にされない子供でも、好きな話にはついつい口を開いて話してくれたりします。その積み重ねが情緒の安定に繋がります。

 

③些細な事でも褒めたり、感謝を伝える

これは上述した通りです。

 

コンサルティングの変化

反抗期の解決に即効性というのは中々見られません。しかし、コンサルティングから1か月ほど経ち徐々に話をする機会を増やすことができ、少しづつ親子の空気感が作れらて行きました。

 

コンサルティングから二か月を迎える頃には、提出物等で学校から家に連絡が行くことも無くなり、その後の試験でも以前のような白紙でのていしゅつはなくなったそうです。

 

今回のまとめ

如何でしたでしょうか。反抗期の親子関係というのは、精神や心の問題ですので入り組んでいます。

言葉一つ、態度一つで状況が良くも悪くもなります。今回の記事では、伝わり切らない事も多くあると思います。

 

もっと踏み込んだ内容や、細かいことを知りたい、こんなパターンはどうすればよいかなどございましたら、親子の助っ人 Webサービスからお問い合わせ頂けたらと思います。

 

親子の助っ人 Webサービスはこちらから↓

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いつから子供にスマホを持たせる?注意点とおすすめの対処方法

今回の記事では子供のスマホについて説明します。

 

みなさんの子供はスマホをお持ちでしょうか。

現代社会において、スマホは生活必需品と言っても過言ではありません。

社会人の大多数がスマホを所持しています。

だからこそ、子供にどのタイミングでスマホを買い与えるのかは親にとっては大きな問題です。

 

子供にスマホを与えるにあたって、親がどうするべきかのポイントを説明していきます。

 

①子供のスマホ所持率は?

まずはじめに子供たちのスマホ所持率を確認します。

 

小学生:3割~4割

中学生:6割~8割

第4章 子どものスマホ・ケータイ利用|2018年版|モバイル社会白書Web版|NTTドコモ モバイル社会研究所

 

多くの子供がスマホを所持していることがわかります。

データにはないですが、高校に関しては、ほとんど全員がスマホを所持している状況です。

近年のデジタル化が顕著に表れている数値です。

 

そのため、親が子供にスマホを与えるかどうかを検討する時は、自分たちが子供だった時代と比較するのではなく、現代の多くの子供がスマホを所持している状況も考慮に入れるべきです。

 

いつから子供にスマホを持たせるべきか

結論から言うと、

「高校生にはスマホを持たせてよい。

小学生と中学生は必要性が明確であれば持たせてよい。」

です。

 

まず高校生に関しては、

現代高校生にスマホ無しの生活は厳しいです。

 

友達のほぼ全員がスマホを持っている状態。

クラスや友達同士の連絡はライングループが前提。

SNSでの形成される友人関係。

現代高校生の生活はスマホと共にあります。

スマホを持っていない高校生はかなり特殊な友人関係を作らないといけなくなります。

(それが悪いとは言いませんが…)

現代のほとんどの高校生がスマホを所持していることを考慮すると、

高校生にスマホを持たせる選択は間違っていないです。

 

小学生と中学生に関しては、

スマホを持ってる子供と持っていない子供が両方いるので悩ましいところです。

スマホを持たせるかどうかのポイントは、

スマホが必要な正当な理由があるかどうか」

です。

ここでの理由は「ゲームがしたい」や「動画が見たい」ではダメです。

 

子どもの生活パターンを考えると、スマホを持たせた方が良い場合があります。

習い事や塾の関係で、子供一人で外を出歩いていることが多ければ、安全のためにスマホを持たせるのは正当な理由です。

また、子供の友人が全員スマホを持っているような環境の場合、友人関係の構築などの面から、早めにスマホを与えるのも正当な理由になりえます。

 

小学生・中学生の子供がスマホを欲しがった時は、一度子供の生活環境を整理してください。

本当に必要な理由があると思えたら、子供にスマホを買ってあげましょう。

 

スマホのデメリットと対処方法

子供のスマホ所持のデメリットと、デメリットへの対処方法を説明します。

 

今回はスマホを与えた子供に頻発する2つのデメリットを紹介します。

 

1つ目のデメリットは「スマホ依存」です。

近年問題になっていますが、スマホ依存の人数は大人でも伸び続けています。

子どもに何も制限を与えずにスマホを与えた場合、子供は永遠にスマホをいじってしまいます。

 

対処方法としては「使用時間のルール」を決めることです。

子供にきちんと使用時間を決めさせて、守らせます。

このルールはスマホを買い与える前に決めましょう。

先にスマホを与えてしまうと、ルールをいい加減に扱うからです。

きちんルールを決めて、きちんと守らせることが大事です。

もしルールを破った場合は、スマホの設定で使用時間を制限することもできるので、強制的にでも守らせた方がよいです。

一度ルールを破ったことを放置すると、なし崩し的にルールをどんどん破るようになります。

 

2つめのデメリットは「スマホ犯罪へ巻き込まれる危険性」です。

子供がスマホを経由して犯罪に巻き込まれるケースが増えています。

子供は犯罪リスクなどを判断できないため、親が監視する必要があります。

 

対照方法としては「フィルタリング設定をすること」です。

フィルタリングを利用することで子供が利用する機能を制限することができます。

子供と連絡をとることを目的でスマホを持たせる場合は、ネットサーフィンをできるようにする必要がないので、フィルタリングでネット検索を制限するなどの対処ができます。

フィルタリング設定も子供にスマホを与える前に、親がきちんと設定をしましょう。

 

④まとめ

最後に記事のポイントを以下にまとめます。

・高校生にはスマホを持たせてよい

・小学生と中学生は必要性の理由を確認してから

・使用ルールとフィルタリングをきちんと設定する

 

以上の内容を考慮することで、子供にで適切なタイミングで、安全にスマホを持たせることができます。

 

記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

子供の門限は何時?門限を決める際のポイント

子供の門限で悩む親はたくさんいらっしゃいます。

ニュースで物騒な事件を見ると、夜遅く帰ってくる子供が心配になってきます。

だからと言って、子供の門限を厳しくすると子供の反感を買う場合もあります。

 

この記事では子供の門限を決める際のポイントを説明します。

今回紹介するポイントは以下です。

・なぜ門限が重要なのか

・門限をいつにするか

・門限を破った場合の対応

 

①なぜ門限が重要なのか

そもそもなぜ門限を設ける必要があるのでしょうか。

大きく2つの理由があります。

 

理由①:子供の安全を守るため

子供は自分の身を守る力を十分に持っていません。

世の中のどこまで安全であり、どこからが危険であるのかの判断能力が未熟です。

そのため親には子供の安全を守る責任があります。

夕方以降の暗くなる時間帯は日中の時間帯に比べて、子供を巻き込む犯罪のリスクが高いです。

暗くなる時間帯を子供一人で外出させることは危険です。

門限は子供を危険にさらさないためのルールなのです。

 

理由②:約束を守る習慣を身に着けるため

子供の安全のためには、子供にたくさんの約束を守ってもらう必要があります。

門限とはたくさんある約束の1つに過ぎません。

「危険な場所に入ってはいけない」など、安全のための約束は門限だけではありません。

門限という1つの約束を守るようになることによって、他の約束も守る習慣が身につくようになります。

 

②門限をいつにする

門限をどのように設定していくべきかを説明します。

 

門限は子供の安全を守るための約束です。

しかし、厳しい門限によって子供の自由を奪ってしまうのは子供の成長を妨げてしまいます。

門限を設定するポイントとしては、

子供の年齢によって門限を適切に変えていくのが良いです。

 

子供の年齢は、大まかには小学生・中学生・高校生・大学生にに分類します。

 

小学生の門限目安は17:00~18:00です。

目安の理由は「小学生は日が出ているうちに帰るべき」だからです。

季節によって日の長さは変わるので、季節によって門限を変更する必要があります。

 

中学生の門限目安は19:00~21:00です。

目安の理由は「部活などの個人の活動が増える」からです。

中学校での部活は終了時間が18時過ぎになることもあります。

受験のために塾に通う人も増えますし、21時くらいまでは許容してもよいです。

 

高校生の門限目安は20:00~22:00です。

目安の理由は「一般的な条例で22:00に帰宅するように設定されている」からです。

高校生はアルバイトができるようになりますが、22時以降は働けないようになっています。

 

大学生の門限目安は23:00~24:00です。

目安の理由は「大学生はもう大人」だからです。

大学生は18歳以上、つまり大人です。

大人に門限をつける必要はないのですが、実家暮らしをしている場合は「この時間までに帰らないなら連絡をする」くらいの目安として設定しておけばよいです。

 

③門限を破った場合の対応

門限とは設定しても子供に破られるものです。

最後に門限が破られた場合の対応方法を説明します。

 

対応の手順は「連絡→確認→後処理」です。

 

連絡とは「子供に連絡する」ことです。

子供がスマホを所持している場合は直接連絡してしまいましょう。

スマホを所持していない場合は、出かけ先に連絡をとりましょう。

 

確認とは「"なぜ遅れているのか"と"いつ帰宅できるのか"を確認する」ことです。

まずは遅れた理由を確認することが大切です。帰宅が遅れているのには何かしらの理由があります。

また、帰宅時間を確認することで親自身も安心することができます。

この確認のタイミングで闇雲に怒ったりしてはいけません。冷静に状況を確認することが大切なので、言い合いをしてしまうと状況を確認する妨げになります。

 

後処理とは「門限を守るために指導する」ことです。

子供が遅れてしまった理由から、次回以降は同じ理由で門限を破ることがないように指導します。

「もっと遊んでいたかった」などの理由に対しては「夜は危ないから早く帰らないといけないと説明する」などの対処方法によって子供が門限をしっかり守るように説得しましょう。

 

④まとめ

この記事のポイントを以下にまとめます。

・子供の安全のために門限は必要

・子供の年齢によって適切な門限を設定する

・門限が破られたら門限を守るように説得する

 

子供にとって門限は大切です。

しかし、無理やり門限を押し付けても反感を買います。

適切な形で門限を提供することによって、子供に門限を守ってもらえるようにしましょう。

 

最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。

子供のアルバイトは何歳からを許可する?ポイントは「アルバイトの目的が何か」

①はじめに

子供のアルバイトを何歳から認めるかは親によって様々です。高校生になったら許可する親もいれば、大学生でも許さない親もいます。

 

結局のところ、正解は?

 

②子供にとってアルバイト収入は大金

まずアルバイトでの収入とは子供にとって何なのかを考えましょう。

 

子供にとってのアルバイト収入は大金です。高校生の毎月のの平均お小遣い額は数千円程度です。そのような高校生が一日働くだけで1万円をもらったと想像してください。大人にとっての1万円より、高校生の1万円の方がはるかに価値が高いです。

 

また、大人と違って高校生は親に養われています。生活費がかからないので、アルバイトの収入は自分の趣味や遊びのためだけに利用できます。

稼いだお金が自分の趣味や遊びにだけ使えると思ってしまうと、お金の大切さを学べず、金銭感覚がおかしくなります。

 

アルバイトとは、人生における最初のお金のお勉強です。

お金のお勉強を成功させるために、子供のアルバイトをいつから許可するかは非常に大事になってきます。

 

③アルバイトを許可するかはアルバイトの目的で決める

子供のアルバイトを許可するかどうかは、子供がなぜアルバイトをしたいのかの理由で決めるべきです。

言い換えると、子供のアルバイトの目的によって許可するかどうかを決めてください。

 

アルバイトの目的とは何か?

大きく分けて2つの場合があります。1つ目はお金が欲しい場合。2つ目はスキルを身に着けたい場合です。

 

1つ目のお金の場合について、遊びのためにお金を欲しいというパターンが多いです。

このパターンは高校生の場合は許可しない方がよいです。高校生は日々の生活の中でお金を消費する機会が少ないからです。

例外として、お金を貯めることで将来の学費を貯めたり、留学を目指すなどの目的がある場合は高校生でもアルバイトをしてもよいです。目的が短期的なものではなく、将来の目標に向けてのアルバイトだからです。

大学生の場合は、遊びの範囲が広がったり人付き合いも増えるので、遊びのお金のためのアルバイトを許可してもよいです。大学生がアルバイトの収入が無かったら、人付き合いも含めた行動が大きく制限されてしまいます。

 

2つ目のスキルをつけることを目的とする場合とは、「将来教師になりたいから家庭教師のバイトをしたい」などのパターンです。

これは高校生、大学生関係なしに許可してよいです。

スキルを身に着けることを目的とする場合は、単純にお金がほしい場合と違って、子供の将来の生き方に直結します。将来に自分がこうありたいという夢があり、その夢に対しての自分の適正も確認できます。学生という自由の身である時に、自分の夢について考えたり、職業の適正を確認したりすることは重要です。大人になってからの失敗は修正がしづらいからです。

 

アルバイトの許可をするかどうかは、アルバイトの目的が明確であり、将来に向けた内容であるかどうかが大切なポイントです。

 

④何も目的が無い場合は何のアルバイトがさせるべきか

アルバイトは将来へ向けた目的が大切であると説明しましたが、そんな目的があってアルバイトを始める人は少数派です。

 

そんな人に向けて、アルバイト選択に大切なポイントを紹介します。

ポイントは、社会人なった時に役立つスキルが身につくアルバイトを選ぶことです。

 

例えば、営業のアルバイトはおすすめです。

営業スキルを必要としない会社はほぼ存在しません。電話やメールのアポイントメント方法、対面でのビジネスコミュニケーションなど、社会人の汎用的スキルを学べます。これらのスキルは多くの新社会人が学んでいないため、一度経験しているだけ大きなアドバンテージとなります。

 

他にもWEBマーケティングなどのアルバイトもおすすめです。

せっかく自由に仕事を選べる立場なのですから、これからの社会で必要そうなスキルを子供に選ばせるのがよいです。

 

⑤まとめ

最後にポイントを以下にまとめておきます。

・子供にとってアルバイト収入は大金

・目的が明確なアルバイトは許可するべき

・遊び目的のアルバイトは大学生なってから

・仕事で役立つアルバイトをさせるべき

 

記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

なぜ親は子供の性別で態度を変えるのか

①親は子供の性別で態度が変わる

今回の記事では、子供の性別によって変わってしまう親の子供への態度について説明します。

 

みなさんのお子さんは男の子でしょうか?それとも女の子でしょうか?

または、男の子と女の子の両方がいる家庭もあると思います。

 

みなさんは子供にどんな態度で日々接しているでしょうか。

自分の子供が男の子か女の子かで、親の態度は変わっています。

子供が男の子であろうと女の子であろうと同じように接しているつもりの親もいるかもしれません。

しかし、無意識化で親は子供の性別によって態度を変えてしまっているのです。

この現象はなかなか避けることができません。

 

子供は同じ子供ですが、男女という性別の違いは確実に存在しています。

 

今回は子供の性別の差から発生する、親子の関係性について説明します。

 

②母親の場合

まずは母親が子供の性別によってどのように態度を変えてしまうかについて説明します。

 

母親は娘に対して厳しくなりがちです。

アニメやドラマでも母親が娘ともめているシーンをよく見ます。

例えば、母親と娘がささいなことで口喧嘩をよくしています。

 

アニメやドラマに限った話ではなく、現実の世界でも同じです。

 

母親が口喧嘩でもめている相手は、息子ではなく娘である場合が圧倒的に多いです。

 

なぜでしょうか?

 

その理由は、母親と娘が同じ性別だからです。

もう少し説明すると、同性であるからこそ母親は自分の経験を娘と比較して、いろいろ心配になってしまうのです。

 

母親と息子の場合を想像してみてください。

母親は成長期の男性が何を考えているのかを理解できないです。

男の子の考えを母親が想像することは困難です。

 

しかし、母親と娘の場合を想像してみてください。

母親は自分の経験から、「中学生の女の子はこんな感じ」という想像がつきます。

そこから「こんな感じの女の子は危ない」ということが理解でき、娘の現状を観察し、娘が心配になってきます。

 

このように母親は自分の経験から、娘の理想像を作り出し、その理想像に娘を近づけようとします。

 

しかし、簡単に娘が理想的な女の子になるわけありません。

そこで無理やり娘を教育しようとした結果、口喧嘩になってしまうのです。

 

また、現代では未だに母親が子育てを担っている家庭が多いです。

子供と一緒にいる時間が必然的に長くなり、娘の悪い箇所もよく目につき、もめやすくなります。

 

以上が母親が娘に対して厳しくなってしまう理由です。

 

③父親の場合

続いては父親が子供の性別によってどのように態度を変えてしまうかについて説明します。

 

母親と違って父親は子供ともめる機会が少ないです。

 

先ほど母親の箇所で説明した通り、父親は子育てに時間をあまりかけないからです。

 

しかし、そんな父親でも悪い形で子供と喧嘩することがあります。

 

それは父親と息子の暴力喧嘩です。

 

母親の場合は息子との圧倒的な力の差があるので、力と力の喧嘩に発展することはありません。

 

父親の場合は男性で力がある分、息子と力でも喧嘩を危険性が出てきます。

 

危険性だけで実際に喧嘩をしなければよいのですが、父親も父親ならではの息子と喧嘩しやすい理由があります。

 

先ほど母親は子供といる時間が長いという話をしましたが、父親は子供と一緒にいる時間が短いです。

父親と子供が接する時間が短い分、互いの理解が未熟で喧嘩が発生することがあります。

また父親と息子の場合は、母親と娘の場合と同様に、同性であるという理由で喧嘩がヒートアップしやすいです。

 

④親は子供にどのような態度で接するべきか

親は子供の性別によって態度が変わってしまいます。

 

結局は子供が娘であれ息子であれ、喧嘩は避けるべきです。

ここでいう喧嘩とは、「感情的な口喧嘩」や「感情的な暴力」です。

 

これらの喧嘩は親と子供の精神を無意味に削るだけの行為です。

 

そこで意識すべきポイントを1つ教えます。

それは「親は子供に感情的になってはいけない」ということです。

 

理由を説明します。

子供が感情的な状態で親も感情的になると収集がつかなくなるからです。

 

喧嘩が起きる理由は、子供と親との意見の相違です。

子供の行動が親の考えと違い、その子供を親が強制しようとするので喧嘩がおきます。

 

喧嘩が起きた時には子供は感情の抑制がききません。

ここで親も感情的になる、ただ互いに自分の意見を言うだけで水掛け論になります。

そうなると、喧嘩は収束する手段を失います。

 

だからこそ、親側は絶対に感情的になってはいけないのです。

言い換えると親は子供と同じレベルで戦ってはいけないのです。

 

⑤まとめ

最後に記事の内容まとめます。

・子供の性別で親の対応は変わる

・同じ性別の親子は喧嘩しやすい

・子供と喧嘩する時に親が感情的になってはいけない

 

子供の性別によって親の態度は変わってしまい、喧嘩が起きることもあります。

しかし、喧嘩が起きてしまっても親がきちんと対応してあげれば丸くおさめることができます。

今回の記事が幸せな家庭に少しでも寄与できることを祈っています。

 

記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

家庭環境が将来の生活習慣を決める

①はじめに

この記事では、家庭環境が子供の生活習慣に与える影響について紹介します。

 

生活習慣とはあらゆる分野に及びます。

 

子供が大人になる途中で一番多くの時間を過ごすのが家庭です。

 

時間が長いので子供に与える影響力も自然と大きくなります。

 

また、家庭内は学校や塾と違って特定の活動を行う場所ではないので、様々な活動をすることになります。

 

そのため、あらゆる習慣が家庭を通して子供の身に付きます。

 

いくつかの例を示しながら家庭が子供の生活習慣に与える影響を紹介していきます。

 

②勉強習慣

1つ目は「勉強習慣」についてです。

 

子供の勉強習慣に対して家庭環境の与える影響力は大きいです。

 

いくつか理由があるのですが、今回は1つの理由に絞って紹介します。

 

その理由は、「子供が勉強をすることを当たり前のことと思っているかどうか」です。

 

多くの人はなんとなく勉強しており、自分の勉強への取り組み方を冷静に分析した経験がありません。

また、自分の勉強への姿勢を他人と相対的に比べる機会もないので、自分の勉強姿勢を疑う機会もなかなかありません。

 

しかし、世の中には勉強を心底苦痛に感じる人もいる一方で、勉強をそこまで苦痛を感じない人もいます。

 

この違いはどこから生まれてくるのでしょうか。

 

勉強習慣は子供頃の生活の中で構築されます。

 

親の教育意欲が高い家庭は子供に中学受験をさせる場合があります。

私立の中学校を受験するような子は、小学生時代から毎日数時間の勉強をこなしています。

その結果、子供は毎日数時間の勉強を当たり前に思えてきます。

この時につちかった勉強への意識は大人になっても残っているものです。

 

一方で、公立中学校に進学するような子は小学生時代なんて遊んでしかいません。(別に毎日遊ぶ小学校時代を否定しているわけではないです。私も遊んでしかいません。)

 

しかし、そのように毎日遊んでしかいない子供は勉強の習慣が身につかない場合が多いです。

 この場合は高校受験、大学受験のどこかで勉強習慣を手に入れられればよいですが、中学・高校で全く勉強していない子供が大学受験で急に勉強し始めるのは基本的に困難です。

 

やはり勉強習慣は子供が小さい頃から少しでも身に着けている方が良いです。

 

③金銭感覚

2つ目は「金銭感覚」についてです。

 

ここで説明する金銭感覚とは、日々の生活の消費活動で使用するお金に関する感覚のことです。

 

例えば、食事や趣味などにどれくらいお金を使っているのかなどです。

 

毎日三食外食をする人がいます。一方で、三食自炊が当たり前、毎日の食費を必ず1000円で抑えている人もいます。

 

また、毎月ファッションに10万円を費やす人がいれば、ユニクロやGUでしか服を買わないという人もいるでしょう。

 

みなさんは金銭感覚がどのように形成されていくと思っていますか。

 

これらの金銭感覚も家庭環境に大きな影響を受けています。

 

例えば、子供にお小遣いをいくらでも与えている親がいるとします。

 

子供はどのような生活を送るようになるでしょうか。

 

もちろん、好きなものを好きなだけ買うような生活になります。

その結果、好きなもの、欲しいものを買うのは当たり前、買えて当たり前という感覚になってきます。

この感覚は大人になっても残ります。

しかし、欲しいものはいくらでも買えて当たり前という人は自分の消費欲を抑制できない傾向があります。

 

一方で、子供のころにお小遣いが決められた額しかない場合はどうなるでしょうか。

子供はその決められた額だけ消費をしていくことが習慣化されます。

自分で考えながら、額面以上の消費を行わないように計画を立てるようになるでしょう。

また、計画通りに消費をせずに月末にお金が足りなくなった場合、欲しい物が買えない経験もするでしょう。

しかし、その経験が後悔や反省につながり、消費を計画的に行うようになります。

このような子供は大人になっても計画的にお金を使うようになる傾向があります。

 

お金が十分あるのでしたら、大人でも金銭感覚が多少ルーズでも構わないと思います。

しかし、大半の大人はお金が足りなくて困ることになりますので、可能な限り子供の金銭感覚は適切に身につけさせておくことが良いです。

 

④まとめ

この記事のポイントを以下にまとめておきます。

・家庭環境は子供の将来の生活習慣に大きな影響を与える。

・子供時代に勉強することを当たり前と思える経験をさせるべき。

・子供時代に適切な金銭感覚を身に着ける経験をさせるべき。

 

大人になった段階で身についてしまった悪習慣を変えるのには大変なものです。

そのため、子供頃の適切な生活習慣を身に着けることは非常に大切です。

 

今回取り上げた内容以外にも、家庭環境が生活習慣に与える影響分野には様々な内容があります。

機会がありましたら、別の記事でも説明していきたいと思います。

 

記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。