子供のアルバイトは何歳からを許可する?ポイントは「アルバイトの目的が何か」
①はじめに
子供のアルバイトを何歳から認めるかは親によって様々です。高校生になったら許可する親もいれば、大学生でも許さない親もいます。
結局のところ、正解は?
②子供にとってアルバイト収入は大金
まずアルバイトでの収入とは子供にとって何なのかを考えましょう。
子供にとってのアルバイト収入は大金です。高校生の毎月のの平均お小遣い額は数千円程度です。そのような高校生が一日働くだけで1万円をもらったと想像してください。大人にとっての1万円より、高校生の1万円の方がはるかに価値が高いです。
また、大人と違って高校生は親に養われています。生活費がかからないので、アルバイトの収入は自分の趣味や遊びのためだけに利用できます。
稼いだお金が自分の趣味や遊びにだけ使えると思ってしまうと、お金の大切さを学べず、金銭感覚がおかしくなります。
アルバイトとは、人生における最初のお金のお勉強です。
お金のお勉強を成功させるために、子供のアルバイトをいつから許可するかは非常に大事になってきます。
③アルバイトを許可するかはアルバイトの目的で決める
子供のアルバイトを許可するかどうかは、子供がなぜアルバイトをしたいのかの理由で決めるべきです。
言い換えると、子供のアルバイトの目的によって許可するかどうかを決めてください。
アルバイトの目的とは何か?
大きく分けて2つの場合があります。1つ目はお金が欲しい場合。2つ目はスキルを身に着けたい場合です。
1つ目のお金の場合について、遊びのためにお金を欲しいというパターンが多いです。
このパターンは高校生の場合は許可しない方がよいです。高校生は日々の生活の中でお金を消費する機会が少ないからです。
例外として、お金を貯めることで将来の学費を貯めたり、留学を目指すなどの目的がある場合は高校生でもアルバイトをしてもよいです。目的が短期的なものではなく、将来の目標に向けてのアルバイトだからです。
大学生の場合は、遊びの範囲が広がったり人付き合いも増えるので、遊びのお金のためのアルバイトを許可してもよいです。大学生がアルバイトの収入が無かったら、人付き合いも含めた行動が大きく制限されてしまいます。
2つ目のスキルをつけることを目的とする場合とは、「将来教師になりたいから家庭教師のバイトをしたい」などのパターンです。
これは高校生、大学生関係なしに許可してよいです。
スキルを身に着けることを目的とする場合は、単純にお金がほしい場合と違って、子供の将来の生き方に直結します。将来に自分がこうありたいという夢があり、その夢に対しての自分の適正も確認できます。学生という自由の身である時に、自分の夢について考えたり、職業の適正を確認したりすることは重要です。大人になってからの失敗は修正がしづらいからです。
アルバイトの許可をするかどうかは、アルバイトの目的が明確であり、将来に向けた内容であるかどうかが大切なポイントです。
④何も目的が無い場合は何のアルバイトがさせるべきか
アルバイトは将来へ向けた目的が大切であると説明しましたが、そんな目的があってアルバイトを始める人は少数派です。
そんな人に向けて、アルバイト選択に大切なポイントを紹介します。
ポイントは、社会人なった時に役立つスキルが身につくアルバイトを選ぶことです。
例えば、営業のアルバイトはおすすめです。
営業スキルを必要としない会社はほぼ存在しません。電話やメールのアポイントメント方法、対面でのビジネスコミュニケーションなど、社会人の汎用的スキルを学べます。これらのスキルは多くの新社会人が学んでいないため、一度経験しているだけ大きなアドバンテージとなります。
他にもWEBマーケティングなどのアルバイトもおすすめです。
せっかく自由に仕事を選べる立場なのですから、これからの社会で必要そうなスキルを子供に選ばせるのがよいです。
⑤まとめ
最後にポイントを以下にまとめておきます。
・子供にとってアルバイト収入は大金
・目的が明確なアルバイトは許可するべき
・遊び目的のアルバイトは大学生なってから
・仕事で役立つアルバイトをさせるべき
記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。